Swissの山間にある風景:
無垢8寸の柱と梁の力強く、豪壮な建物
木々に囲まれた関東の丘陵地に、スイスの山間にある民家のような建物が建っている。
大屋根構造で、無垢材の骨太"8寸柱*と梁"をふんだんに使用した豪快な建物だ。お相撲さんが四股を踏んで、これから前に出ようとするときのエネルギーを建物に現している。
力強さとのびのび感の両方を出すために、1階の重心を下げ、粘り腰で力を溜めて、2階のバルコニーをキャンティーレバー(持ち出し梁)で思いっきり大きく突き出している。2m近く前に出ているので、その力、バランスの関係が動きとして出ている。
左右もアンシンメトリーにして少しズラシテある。その僅かな動きと全体の力関係が、静的な形態から溜めた力を大きく動的なエレメントに変換させている。
周りには公園があるのでスイスにあるような、おおらかな雰囲気の建物を作ることができ
* 24cm 角