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敷地延長を生かしたCubist

敷延を生かしたCUBIST:
2つの大きなboxの構成

建物全体を2つの箱で構成。
何気なく作られているようだが、より立体的で無駄がなく、緊張感のあるボリュームバランスを考えている。

ここは旗地(敷地延長)の土地をいかに活用するかというのがポイントになった。この設計が成功したのは、この旗地というマイナス面を逆に、特徴として生かし、魅力あるものに発想転換できたこと。

常識的な、駐車場とアプローチという機能だけに終わらせず、庭として、丁度、箱根の彫刻の森美術館のような雰囲気をそこにつくり出そうと計画。夫婦が門のところに立って、ひとを迎い入れるような雰囲気に。彫刻的なオブジェを制作し、ポストとインターホンを取り付けた。この2体のオブジェは、一方で、この家のガードマンとして監視し、周りに囲いがなくてもここの住人を護るという精神的な役目も果たししている。

旗竿部分にはあえてフェンスをつくらず、オープンスペースとしたため、非常に広い空間が自分のものに。2階には高い外壁に囲まれた広いウッドデッキがあり、プライバシーが保たれるため、屋根のない1つの部屋のよう。白い壁に天然木のウリンを張ったデッキは南仏やギリシャを思い起こさせ、バーベキューをしたり、ひなたぼっこをしたり、お茶をしたり思いのまま。

敷地延長を生かしたcubist
イメージスケッチ1
イメージスケッチ
 
 
 
人型オブジェの門  
広いギリシャ風のデッキ 
アプローチの夜景